悠久の美とは?体験型展覧会
上野の森美術館で開催中の『正倉院 THE SHOW』に行ってきた。
リーフレットの言葉を拝借すると
「1300年の奇跡と宝物の美に浸る、正倉院初の体感型展覧会」というもの。
その「体験型」という言葉に惹かれて行ってみた。
特に興味があったのは、レプリカの蘭奢待(らんじゃたい)と、蘭奢待の香りを模したかおりを嗅ぐこと。
蘭奢待は思ったより大きな高木で、甘い香りだった。
また、宝物がいかにして形作られていったのか、匠の技による繊細な工程を映像により知ることが出来た。
ただ単に宝物を目にする展覧会ではなく、迫力ある巨大な超高精細映像と再現模造(レプリカ)により1300年という時を越え、その息づかいに触れる体験だった。
奈良の国立博物館で開催される正倉院展にも行っている。
だが、今日の体験をとおして、悠久の美とはただ時を経たものではなく、人の手と心が重ねられ、今なお光を放つものであると改めて思った。

