遠ざかっていると、記憶の外へ

今日のお茶の稽古は仕組点。

道具を運ぶ手間を省いた濃茶点前で、「老人点」とも言う。
あらかじめ棚に柄杓と蓋置を、棚前に茶入を飾っておき、建水に仕組んだ茶碗をのせて一度で運び出す。
ところが、お終いは常のとおり道具を下げる。
???始まりは手間を省くのに、お終いは一つひとつ片付ける…?
立ったり座ったりするのが大変だから、この点前が考えられたのでは?
それなら、お終いも手間を省くやり方があっても良いのでは?と、ひねくれて考えてしまう。

まあそれはともかく、久しぶりの点前だったので覚えているかな?と思ったが、何とかクリアできてホッとした。
スイスイ出来て当たり前なのだが、しばらく遠ざかっていると、記憶の外に追いやられてしまうようだ。