日本語への危機感

昨年から参加しているwebセミナーで、最後にゲストがポロッと口にされた言葉が記憶に残った。
簡単に言うと、「日本語の使い方がおかしい」ということ。

日本語への危機感については以前から述べているが、決して私だけが感じていることではないようだ。
たとえば「あけおめ」というように、何でも省略する言い方。
SNS等でのやりとりのために、できる限り簡略化するだけでなく、対面でもこのような省略形で会話がされている。

その結果、
就職活動の面接試験で、質問への返事がまともにできなかった。
社外からの電話に出たものの、どのように対応したら良いかわからなかった。
など、日本人でありながら日本語をどのように使ったら良いのかわからない…というケースが多いようだ。
新入社員を迎えた会社では、小学生に教えるように挨拶の仕方、電話の取り方などを教えるところもあるという。

日本人が、英会話は得意なのに日本語は不得手…。
それは少々、いや大変残念なこと。
時代と共に日本語の使い方は変化しているが、日本語は基本。
日本語をきちんと話せた上で、日本語の省略形も、英会話も上手く使いこなせるならいいね‼