立春大吉

昨日は節分。今日4日は立春。
旧暦では節分は大晦日、立春は新しい一年の始まりの日。
お正月に「迎春」「初春」という言葉を使うのは、その名残のようだ。

立春の早朝に、寺や神社では「立春大吉」と書いた紙札を貼ったり、お札を授与したりする習慣がある。
私はいただいたことがなく、下↓のは自筆の筆文字だが。

立春大吉

これを見るとわかるように、「立春大吉」の文字は全てが左右対称で、裏から見ても「立春大吉」と読める。
そのため、一度門をくぐった鬼がまだ中に入っていないと勘違いして出て行ったという逸話から、その年一年間の厄除けになると言われている。
お札を授与している寺社は少ないようなので、自筆の文字を家庭の玄関や柱などに掲げ、新しい季節の始まりを祝ってもよいと思う。

暦の上では「もう春」と言っても、まだしばらくは寒い日が続き、「春とは名ばかりで…」「春は名のみの…」などと言いたくなる時候。
呉々もご自愛のほどを。

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