2022/12月のメッセージ [ “感謝”の言葉 ]

”おかげさま”
”もったいない”
これは”感謝”を表す言葉。
あなたは この言葉を
どのくらい自覚していますか?

*  *  *

「おかげさま」「もったいない」は、日本独特の言葉。
これは、外国語には訳せないという。
「おかげさまで」と言うと、外国人は「何のおかげですか?」と聞いてくるそうだ。
「もったいない」は、最近、日本語そのまま外国の人々に使われるようになってきている。
テレビなどを見ていると、外国人が片言で「もったいない」と言っているのを耳にする。
こうした言葉に象徴される日本人の生き方が、いま世界から注目されているようだ。

大自然の恵みに感謝するという生き方に戻ることが世界にとって必要だとされているようだが、肝心の日本人はその自覚に欠けているという。
確かにそうかも知れない。

私たちは子供のころから「おかげさま」も「もったいない」も、当たり前のように使ってきた。
だれに対して、何に対して「おかげさま」なのか?と問われると、明確に答えることはできない。
なぜなら、特定の対象がある場合もあるし、目に見えない存在の場合もある。

「もったいない」も、「まだ残っているのにもったいない」とか「まだ使えるのにもったいない」とか、単順に「節約する」という意味ではない。

「おかげさま」と「もったいない」
目に見えるもの・目に見えないもの、どちらに対しても”感謝”と”大切に思う心”を表している言葉だと思う。