修行は続く…

茶道具の一つに ”茶通箱” と言われる箱がある。
2種の濃茶を客に差し上げるときのお点前に用いる箱だ。
このお点前は口伝のため教本には載っていない。
したがって、自分で覚えるしかない。

今日は2年ぶりに、この茶通箱を用いた点前をおこなった。
濃茶を練ること自体はいつも同じなのだが、箱の扱いが難しい(何でも、慣れてしまえばどうということはないのだが)
前回のお稽古時に「次回は茶通箱をしましょう」と言われていたので事前にお稽古控えを辿ってみたが、2年前の詳細記録は残っていなかった。
緊張しながら言われるままに手を動かしていたので、こんな感じ…という大まかなことは覚えていたのだが、詳細をよく覚えていない。
きちんとメモを残しておかなかったことが悔やまれる。

そのような曖昧な記憶だったが、先生のご指導のおかげでなんとか2種の濃茶のお点前ができた。

帰宅後、早速メモの整理。
書くことで、記憶にも残りやすくなる。

修行は続く……

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