真実を見極める

子供:「○○がほしい!」
母親:「何に使うの?」
子供:「だって、みんな持ってるもの」
母親:「みんな、って誰?」
子供:「ええとね、KちゃんとYちゃん」
母親:「ふ〜ん、みんなってKちゃんとYちゃんだけなの?」
子供:「だって、みんなだもの」

身に覚えのある方も多いのではないだろうか。

こう言った親子の会話は他愛ないものだが、大人バージョンになると、社会の出来事や身近な人間関係についての問題が多くなってくる。
何かひとつの事柄について、誰かから情報が入ってくる。
すると、その真偽を確認することもなく、「あの人が言っているのだから間違いないだろう」と鵜呑みにしてしまう。
そして、そのまま、あるいは尾ひれを付けて次の人へと情報を流す。
こうして、最初は蕾にもなっていなかった話が、最後には満開の花となって拡散される。

このようなとき、どのように対処するか?
いつも言っていることではあるが、大事なことは、その問題の善し悪しは横に置き、先ず「真実は何か」を見極めることだ。
その上で、自分はどう思うかを整理してみる。

他人の言葉に流されて、感情的に言葉を発するのではなく、真実を知った上で自分の意見を言う。
最近の世の中を見ていると、そんな大人であってほしいと思うこの頃である。

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