被災地のボランティア

昨日(7日)は立冬。
暦の上では冬ですが、11月に入ってから比較的暖かな日が続いています。
暖かな日差しを浴びていると、「長岡の方はどんな天気かな?」と気になります。
以前、「長岡の天気は?冬囲いが大変だろうね。雪がたくさん降らなければよいけど・・・」と、案じながら手紙や電話をくれていた母を思い出します。
今は、私が母と同じように、震災後の中越地方が気になります。
そんな私の気持ちが伝わったかのように、友人から電話がありました。
「全国の皆さんからの温かいご支援に感謝しています」というメッセージを預かりました。
友人の会社は長岡近郊の被災地から通勤している人も多く、また会社自体も現在仕事ができる状態ではないため、全国各地から寄せられる支援物資を各地域に運んだり、ボランティアとして集まってくださった方をお世話するボランティア活動をしているそうです。
ボランティアの方たちは長岡付近をよく知らない方が多いため、地元のボランティアの人たちが先頭に立って活動しているようです。
テレビや新聞などによると、「阪神大震災の教訓が活かされていない」かのように伝えられている部分もありますが、友人の知る範囲では大いに教訓が活かされ、地震直後からいろいろなことがスムーズに進められているとのことです。
地域によって、かなり格差があるのかも知れません。
今は、支援物資もボランティアもかなり多いようです(これも地域により格差があるのかも知れません)が、これまでの全国各地の災害時を見ていると、一過性のもので終わってしまい、ほんとうに必要な時に支援が受けられないことが多いようです。
災害直後はもちろん少しでも多くの支援の手が必要ですが、ある程度の時期まで継続的な支援の手が必要です。
もしボランティア活動をしようという方がいましたら、自分の食事や宿泊先は自分で確保し、できれば2日や3日の短期間ではなく、1週間~10日間くらいできると仕事にも慣れてよいようです。
新潟は、これから時雨~雪の時期へと移り変わっていきます。
雪が降る前に、少しでも落ち着いた環境を取り戻すことができますように・・・と祈るのみです。

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