子どもはよく見ている、聞いている

小さい子どもが遊んでいる時、その仕草や言っていることなどを見聞きして、思わずハッとすることがあります。
今日もまた、電車内での一コマ。
幼稚園児くらいのお子さん(男児)を連れた女性と、そのお友達らしき女性が乗り込んでくると、すぐに男児が大きな声でお喋りを始めました。
母親 「ここに、静かにしましょうと書いてあるでしょう」
男児 「いいの!」
母親 「電車の中では静かにしようね」
男児 「・・・」
母親と友達と、周りの人たちもそれぞれお喋りをしています。
すると男児が、
「電車の中では静かにしなきゃダメでしょう!」
母親 「大きな声を出さないの!」
男児 「電車の中では静かにしなさい!」
最初から様子を見ていた人たちは、思わず笑ってしまいました。
もちろん、私も。
ここで笑った人たちは、おそらく“身に覚えのある”人たち・・・と私は思ったのです。
(私も、身に覚えがありますからね)
日常生活において、できることなら子どもに聞かせたくない、見せたくないことなど多々あります。
そんな時、子どもは遊びに夢中になっているから、テレビを一生懸命見ているから・・・と思ったら大間違い。
子どもは大人の言うこと、することを、本当によく見、聞いています。
そして、思わぬところでそれを出しているのです。
まさに、「壁に耳あり、障子に目あり」ですね。

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