「雨」に思うこと
関東甲信地方が梅雨入り。
すでに梅雨に入ったかのような日もあったので、「やっと梅雨入りか?」といった感じ。
昨年はずいぶん早い梅雨入り&梅雨明けと思いきや、実際には平年より遅い梅雨明けだった。
なんか、だまし討ちに遭ったような気分だった。
雨も自然界にとって「恵みの雨」、「慈雨」なら良いが、災害をもたらすような雨は御免被りたい。
ここ数年、河川の氾濫・土砂崩れなど雨による災害が多発している。
森林が伐採され、木の代わりに太陽光パネルで埋め尽くされた山肌を見るにつけ、災害への危惧が深まるばかりだ。
山と海、一見関係ないように思いがちだが、自然は循環している。
山の樹木から落ちた葉や、森林の土壌に含まれる様々な栄養分が雨水や地下水に溶け込み、河川を通じて海に運ばれる。
それにより、海中の植物性プランクトンが増える。
それが動物性プランクトンの餌となり、それを魚が食べて…
という食物連鎖のサイクルとなる。
海と山は繋がっており、「海を豊かにしているのは山の森」ということが忘れ去られているようだ。
「雨もまた楽し」
そんな雨であってほしい…。