何ごとも冷静に受け止める

“何かが起こったとき、その人の人間性・真価が問われる” と言われる。

いま、世の人々を不安や恐怖に巻き込んでいる感染症。
未知のものに対する恐怖心、出先の見えないものに対する不安感は、誰もが持つ感情だろう。
だが、そのような状態に遭遇したとき、ただ情報に振り回されたり惑わされたりするのではなく、何が真実かを見極めることが重要だ。

最近、大変残念に思うのは、感染した方やその家族、医療従事者に対する非難・偏見や、誹謗・中傷が行われているということ。
感染症に限らず、どのような病気・事故でも、いつ我が身に降りかかってくるかわからない。
もし、自分が逆の立場であったら……と、相手の立場に立って考えたことがあるのだろうか?
ごく一部の人の行為かも知れないが、言われなき誹謗・中傷は決して許されるものではい。

大震災や集中豪雨などの自然災害が起きたときなどは、秩序正しく助け合う国民性を海外から称賛された。
また、多くの人々が、すぐさまボランティアに駆けつけた。
そのような国民性を持っている、持っていたはずの日本人の精神が、目に見えないものへの不安感・恐怖心からか、根本から覆されてしまったように思われる。

私自身はただ淡々と、いつもと変わらぬ日々を過ごしている。
だが、いつ、どうなるかわからない。
その時はその時、何ごとも冷静に受け止めるしかないだろう。

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