宝物の山崩し

昨日は、実家の母の部屋の片付けに行ってきた。
朝7時過ぎに出かけ、帰宅は22時少し前。
 
以前から母に「部屋の片付けをしてほしい」と頼まれていたが、三姉妹の日程がなかなか合わなかったことと、そのうちに…という気持ちがあり、先延ばしになっていた。
「いない間に、みんな捨てられた」などと言われないように、入院中の母の外出許可を取って家に連れ帰り、本人の見ているところで片付けを始めた。
しかし、戦中・戦後の物のない時代を生き抜いてきた人ゆえに何でも大事にとってあり、一つひとつ確認しながらの作業は遅々としてはかどらない。
それにしても、よくぞこんなにとっておいたものだ。
母専用のスペース(居室・納戸・広縁・お蔵)が広く、物を入れる場所が多かったのが災いし、宝物の山のようにどんどん物が増えていったのだろう。
そう、まさにその宝物の山を崩していくような作業だ。
1日と言っても実働時間が短いので、今日は居室の片付けで終わった。
あと、何回片付けに行くことになるのだろう?
自分のものを整理し、処分していくようなわけにはいかないものだ。

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