あいさつの習慣

先日、名前を呼ばれても返事をしない人が多いらしい、ということが話題になりました。
そこで思い出したのが、病院で名前を呼ばれた人の返事がないので、次の番である自分が呼ばれて診察室に入ろうとすると、前に呼ばれた人が、ムッとした顔でにらむようにして診察室に入っていったという話です。
学校で先生から名前を呼ばれたとき、病院などで名前を呼ばれたとき、案外返事をしない人が多いのですね。
返事は、「自分はここにいますよ」と、その存在を知らせるものであり、返事を聞いた人は、相手の存在を認めるということでもあります。
返事に限らず、日常での諸々の挨拶にも同じことが言えます。
おはようございます。
こんにちは。
おやすみなさい。
いただきます。
ありがとう。
行ってきます。
ただいま。
などなど、私たちは幼い頃から家族間はもとより、学校の先生・ご近所や知り合いの人々への挨拶励行は当たり前でした。
挨拶は返事同様、挨拶をした対象者を認めることでもあります。
「おはようございます」と挨拶をしたとき、相手が知らん顔していたら、あなたはどう思うでしょう。
きっと、嫌な気分になるでしょう。
もしかしたら、1日中その気分を引っ張っていることにもなりかねません。
挨拶は、最も簡単なコミュニケーションの方法でもあります。
家族同士、あるいは友達と、会社で・・・。
お互いに気持ちよく挨拶を交わすことができれば、気持ちよい一日を過ごすことができます。
仮に、相手とわずかな時間を共有するだけであったとしても、気持ちよくその場を過ごすことができます。
挨拶したくないから、面倒だから・・・と目を背けたり、避けたり、一言を惜しんだりせずに、一言を交わし合って気持ちよい一日を過ごしたいですね。

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