親の愛

5歳の女児が、母親に首を絞められて殺されるという事件が起こった。
過去には、手足を縛って洗濯機の上に座らせたり、水の入った洗濯槽に入れてスイッチを入れ、洗濯槽を回したりしたこともあったとか。
自分が子供だったころ、そして、自分が子育てをする頃、子供の虐待があったのかなかったのか定かではないが、少なくとも自分の周辺にはなかった。
昔から、躾のために叱ったり注意することは当たり前だった。
物事の善悪を教えるために尻や手をたたいたり、「お灸を据えるぞ」等と脅し文句を言ったりすることも当たり前。
そこには親の子供に対する、そこはかとない愛があった。
だが、今は親の子供に対する意識が、大きく変わってしまっている。
いつから、このような世の中になってしまったのだろう。
自分が産んだ子供を、責任を持って育てることができない親が多すぎる。
家庭ですべき子供の躾・教育、学校ですべき教育、それぞれが放棄されてしまった。
命の尊さ、命の重み、人を思いやる心、慈しむ心、それらを日常の生活の中で、自然体で伝えていかなければならないはずの大人が、それすらできなくなってしまっている。
それを体験として身につけてこなかった者が、命を粗末にするような行為を犯しているのではないだろうか。
命は大事にしようよ!

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