内面と向き合うために

最近、座禅や写経などを体験する“プチ修行”が静かなブームを呼んでいるそうです。
山里にたたずむ寺で、墨染めの衣をまとい、写仏で雑念を払い、読経で無心となる。
本当に自分らしい人生を送れているのかどうか、自分の内面と向き合う。
ある参加者は、「過去を振り返らず、今を大切に」という法話が胸に響いたそうです。
このような修行は、かつては中高年がが中心だったようですが、ここ数年は若い女性の予約が相次いでいるとか。
「若者はなぜ、寺に向かうのか」と問うていましたが、何よりも心のよりどころを求めているのではないかと思います。
「自分の内面と向き合う」ということは、セミナーやカウンセリング等を通して、あるいは常日頃の何気ない会話の中で私たちもよく言っていることです。
そして、自分自身では当たり前のようにやっていることなのですが、これが案外難しいらしく、どうしても蓋をしてしまったり、避けて通っていく人が多いようです。
毎日の生活の中で、ごく普通にできるはずの「自分の内面と向き合う」ことが、なぜ当たり前にできなくなってしまったのでょう?

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