久しぶりの面会に心痛む

ずいぶん久しぶりに次姉と母を訪ねた。
母の反応は、やはり予想したとおりだった。

コロナ禍前は数ヶ月に1度の割合で訪ねていたが、コロナ禍は面会禁止。
少し落ち着いてきてからは、窓越しでの面会ができるようになった。
だが、面会時間は10〜15分。
母が入所する施設までは約2時間。
”わずかな時間でも顔を見せると良い”とは思いながらも、往復4時間かけて窓越しに15分というのは…。
結局、足が遠のいていた。

「しばらく行ってないので顔がわからないかもね」が的中。
<誰か知らない人が来てくれた>と思ったようだ。
以前のように、我が子が来てくれたことへの喜びを表す会話ではない。
よそ様にお礼を言う会話になっているのを目の当たりにし、予想をしていたとは言え心が痛んだ。

だが、これが我が身にもやがてはやってくる姿なのだ。

自分があと何年生きることが出来るかはわからないが、一日一日を大切に生きていきたい。