2012/2月のメッセージ

人は、 物事の結果から学ぶことはない。
その過程(プロセス)からのみ 学ぶことができる
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よく聞き、目にする言葉です。
今の時代、何かを欲しいと思えば、案外簡単に手に入れることができます。
あまりにも簡単に手に入りすぎると、ありがたみを感じません。 欲しくて欲しくて一生懸命貯金して手に入れたものは、大事に、大事に使います。
昔、いろんな山に登りました。
<今日もがんばろう!>と思いつつ登り始めますが、次第に苦しくなってくると、<あ~あ、どうしてきちゃったんだろう! ここで引き返そうかな?>と思うような時もありました。
体調が悪ければ引き返す勇気も必要ですが、そうではありません。
ただ、苦しいだけです。
そのような時は、ちょっと先に見える岩場を見、<とにかく、あそこまで登ろう!>と歩を進めます。
そこに辿り着くと、またその先の岩場を目指します。
そうこうしているうちに、いつしか頂に立っていました。
その時の感動は、何とも言い表わすことができません。
ケーブルカーなどがあって、それに乗って頂上まで行く場合と自分の足で登った場合とでは、頂上から見える表面的な景色は同じかも知れませんが、我が目に映る景色は全く違うものになるでしょう。
引き返したい思い、苦しい思いを乗り越えた分、達成感、充実感、爽快感も大きかったのだと思います。
こうした経験から、苦しくても一歩一歩足を前に踏み出しさえすれば必ず頂に立てる、必ずやり遂げることができる。
それは、何事においても同様であるということを学ぶことができました。
 

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