グレイヘアにするのは真似すること?

最近、雑誌やテレビなどで『グレイヘア』について取り上げられることが多い。
私自身、髪を染めることに違和感を感じ始め、いつやめようかとしばらく考えた末、思いきって春から染めることをやめた。
それまでは、なるべく頭皮に負担をかけないようにとヘアマニキュアを、その後トリートメントカラーに替え、どちらも自分の手で染めてきた。
したがって、染めた部分と染めない部分がはっきりわかるような感じではなく、また染め直そうという気持ちにはならなかった。
何よりも、自然な状態に戻したので頭髪・頭皮に負担がかからないことと、「染めなければ・・・!」という気持ち、面倒くささからの開放感もとてもよい。
ちょっと大げさだが、たったそれだけのことで、生きることがとても楽になっている。
4週間から1ヶ月ごとに必ずカットしていたので、それを続ければよいだけ。これは私のリラックスタイム・・・。
 
ところが、テレビなどではよく知られた人を例に挙げ、
「この人だからグレイヘアが似合っている」
「カッコいい!と真似する人が増えている」
などとコメントしている。
また、街頭インタビューでは「お化粧と同じで、髪を染めるのはマナーでしょう!?」と答えている人がいた。
その「真似をする」「髪を染めるのはマナー」という言葉に、何とも言えぬ違和感があった。
 
 
グレイヘアにしようとする人は、決して真似をしようとしているのではなく、「自然の状態でいいんだ!」と気づきはじめているからではないだろうか。
たぶん多くの人がそう思っていても、一歩を踏み出す勇気がなかっただけなのかも知れない。
と、私は勝手に思っている。
これも一人ひとりの生き方の問題なので、私がとやかくコメントすることではないのだが・・・。