嗜好の変化

夏は、ちょっとした寝不足や疲れが、結構翌日に響くことがあります。
自分では気づかぬうちに、体に思わぬ負担をかけていることも・・・。
夏は心臓に負担がかかる季節で、その心臓を守る味は「苦味」だそうです。
だから夏は苦味の多い野菜が多かったのですね。
苦味のある野菜で自分の身を守るということが、昔は自然になされていたわけです。
ところが、昨今は嗜好の変化に合わせて品種改良され、苦味のない野菜が多くなっているのです。
最近の若い人たちへの嗜好調査では、苦味や酸味は敬遠され、甘味の方が好まれているとか。
最近のビール離れというのも、そこに原因があるようです。
いつごろからか、昔のようなしょっぱい梅に変わって蜂蜜入りの梅干しが店頭に並ぶようになっていますが、これも同じなのでしょうね。
味の好みが子どもっぽくなった、言い換えれば単純化、若年化したとのことです。

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