ただそこにいるだけでよい

「自分が人を助けてやっているというのは医者の思い上がりだ。医者は、ただそこにいるだけでいいんだ」
NHK朝ドラ『梅ちゃん先生』の梅子が、アルバイト先の坂田医院 : 坂田先生から聞かされた言葉です。
この言葉を聞いて、梅子は『医師のあり方』を改めて考える、という場面でした。
この言葉は医師に限らず、療法家、セラピスト、ヒーラー、カウンセラーと称する人々すべてに当てはまると思います。
自身の立場から言うと、レイキセミナー、勉強会などでよく話していることですが、
ヒーラーである私たちが誰かを治してあげるわけではない。
その人(本人)の生命力、治癒力で治る・・・と。
私たちは、本人自らが気づくことへのお手伝い : 話を聞いたり、ほんのちょっと手を貸したりしているだけ、そこにいるだけなのです。
まさしく、太陽、そして母親と同じですね。
(昔から、「母親は太陽のような存在」と言われていましたが、今は「死語」になってしまったような気もします)
「自分が人を助けてやる、治してやる」
いかに思い上がったことであるか・・・。
ふと、相田みつをさんの『ただいるだけで』という詩を思い出しました。

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朝の忙しい時間帯、朝食後、7:30からのBS放送に合わせて家事をこなし、この時間はテレビを見ながらでもできる作業をする。
これも、一つの知恵かも・・・。