大学で生活指導

大学での生活指導として、挨拶の仕方やノートの取り方、さらにはゴミの分別方法や交通標識の見方まで教える大学があるという記事を読み、唖然としてしまいました。
言ってみれば、ごく当たり前の道徳教育的なことで、私たちの頃は、既に小学校時代に家庭や学校で自然に教えられていたようなことです。
それを、今は大学生に対して行っているとのこと。
どうなっているの?という疑問よりも、さもありなんと思う気持ちの方が強いことでしょう。
小さい時からの競争社会で、塾通いや勉強勉強で家の手伝いなどもしてこない子どもたちは、挨拶どころか基本的な生活習慣さえ身につけていません。
どのような環境の中でも、状態の中でも、基本的な生活指導をしていくことは可能です。
ところが、家庭でも学校でも、その責任を怠ってきました。
最も当たり前な大切なことを疎かにしてしてきました。
その結果が、挨拶も、耐えることも、人の心の痛みも、根源的な命の尊ささえもわからない人間を作り上げてきてしまいました。
子どもが小さい時から日常生活の中で、学校生活の中で、自然な形でこれらのことを身につけさせていくことができる社会が戻ってくるとよいなあとつくづく思います。
「アロマオイルの付着したタオルから自然発火」
という記事を目にした方も多いかと思います。
2001年以降、東京消防庁管内で27件。
大半はエステサロンですが、一般家庭でも起きているそうです。
洗濯機で洗い、乾燥機を使用後に放置しておいた場合に発生しているとか。
心身へのリラックス効果があるアロマオイルも、使用方法や事後処理を誤ると、とんでもないことになることを肝に銘じておく必要があります。
呉々もご注意を!

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