光の指

最近は、新聞の連載小説を読むことが少なくなっていましたが、「面白いことが書いてあるよ」と言うので目を通してみました。
読売新聞朝刊に連載の『光の指で触れよ』(池澤夏樹作)からの抜粋です。
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「もっといろんな糸でいろんな人とつながりたいって思った。だからレイキを学んだの」
(省略)
「わたしはそこに横になっているだけだし、やってくれる人は手のひらを当てていくだけ。
その手のひらの当たったところがじわっと温かくなって、身体と頭の緊張が解けて、何か気持ちのいいものが入ってくる。これが気の流れかなって思った」
「そうだね。昨日もそんな感じだった。私はうまく言えないけど」
「言わなくていいの。レイキは言葉じゃない」
「気って、つまりあなたの中にあるもの?」
「違う、と思う。どこか外から来る。それをわたしは導くだけ。電気スタンドとコンセントをつなぐ電線みたいなもの。手を当てたところは温かくなるけど、でもわたしの手が温かいわけじゃないの」
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「新聞の連載小説にレイキのことが?」と思った方が多いのではないでしょうか。
まだまだレイキの認知度は低いというのが現状ですが、こうして当たり前のように書かれていると、レイキ実践者としては嬉しいものです。
レイキの基本を正しく理解していただくために、昨日も復習会を行ったばかりですが、こういったところからもレイキが正しく理解され、広く社会に浸透していくとよいですね。

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