初釜

昨日は初釜…?

例年、幾つかのグループに分かれて先生のお稽古場に伺い、新年のご挨拶のあと、懐石、濃茶・薄茶などでおもてなしを受ける。
コロナ禍では懐石などは省かれ、簡単な初釜だった。

今年は例外として市民センターの茶室にて、初稽古兼初釜というような形でおこなわれた。
正直、そのお話を伺った時点では「??」と思ったが、利点として、多人数で集まることができる。
さらに、普段は江戸間でのお稽古なので、京間の広い茶室で本来の足運びができるということだった。

理由はどうであれ、参加するからにはきちんと臨みたい。
しっかりとお点前をしたい。

参加者全員がお点前ができるように、数名ずつのグループに分けられた。
濃茶は本来の回し飲みではなく、一人点て(一人分ずつ点てる)。
お稽古を始めてまだ日が浅い人は薄茶を点てる。

普段の稽古と違い、このようなときは多少緊張する。
確かに、畳一畳が大きいので、それに合わせて足を運ばなければいけない。
座るときも、道具を置くときも、狭い畳とは感覚が違う。
その違いがはっきりとわかった。
それでも、和気藹々とした中で滞りなく、本来のお点前ができた。

初釜

午前中家を出る時ポツポツと降り始めていた雨が次第に強くなり、夕方の帰宅時には本降りとなった。
夕方から雨になるという天気予報だったのに…。
着物の裾を気にしながら帰路についた。

昨日一日、正座の時間が長かったり、立ったり座ったりも多かったりしたためか、いつもに比べると結構疲れた。

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