気持ちに引っかかるものは何?

コロナ禍にある昨年から『県外の方は面会お断り』ということで、ケアハウスにいる母のところにまったく行くことができなかった。
その間に母は骨折して入院。
退院して再びケアハウスに戻ったが、入院前より介護を要する状態となり、同法人が経営する介護付き老人ホームに移動した。
すぐ隣の建物なので最低限必要な物は施設の方が運んでくださり、前の部屋に残されたその他の衣類や諸々の物を、昨日姉たちと片付けに行ってきた。
コロナ禍にある現在、本来なら面会は禁止されているのだが、ホームに移ってしまうと当分面会は不可能ということで、施設側から打診があっての面会および片付けとなった。

「1年半以上も顔を見ていないので、もしかしたらわからないのではないか?」と話しながら向かったところ、残念なことにその予想は的中したようだった。
記憶力抜群だった母も、最近はその記憶があやふやになっている部分があることは聞いていた。
三姉妹の顔をばらくじ〜っと見て、「な〜んだ娘達じゃないの」とは言ったものの、どれが誰なのか、ほんとうにわかったようではなかった。

玄関ホールにて母と面談中、施設の方が「記念に…」と何枚も写真を撮っていたが、なぜか「もう、これが最後」といった雰囲気が感じられ、とても切なくなった。

今までは気持ちよく行くことができたのだが、今回は妙に気持ちに引っかかる部分があったのはなぜだろうか。
「状況が状況だけに仕方がない」と思ってはみたものの、喉に骨が刺さったような感じだ。

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