手作りの楽しさ

最近、時間があると手仕事にその時間を使っている。

プリザの古くなったものを再アレンジ。
カッターシャツの襟生地が薄くなってきたものは外して、襟なしシャツにリメイク。
裂地で袋物。
これらは、チョコチョコッと完成させることができる。

今日は作り帯。
一昨年購入したまま一度も使用していなかった夏帯を、汗だくにならずに手早く着替えられるようにと思い作り帯に。
帯を切るか切らないかの2つの方法があるが、また元に戻して使うつもりもないし高級な品物でもないので、躊躇することなくハサミを入れた。
「暑いし帯結びが面倒」と言って使用しないよりも、手軽にどんどん使う方が帯も喜んでくれるだろう。

作り帯を自作するようになった発端は、短時間で簡単に着物を着たいため。
若い時、母が作ってくれた作り帯を重宝していたのを思い出したからだ。
最初の1本は、呉服屋さんにお願いして作った。
その後、その帯を見本に、母が使っていた帯を何本ももらってあったので、ダメ元で「えい、やー!」とばかりにハサミを入れ、なんとか完成させた。
その帯が案外よくできたので味をしめ、今回までに中古品のみならず新品も含めて5本を改造した。
自分で言うのも何だが、最初に比べるとずいぶん手際よく、短時間で作れるようになった。
だが、さすがにお値段の良いものには、ハサミを入れることができない。
少々苦労してでも、きちんと締めなければ…。

子供のころからそうだったのだが、ちょっとした時間を見つけては手を動かしている。
テレビを見る時も、ただボ〜っと見ているのではなく、いつも何かしら手作業をしている。
それが習性のようになっていたのだが、やはり歳とともに少なくなってきている。
特に、夜は目が疲れるので長続きしない。

それでも、やはり自分の手で何かを作り出すというのは楽しい。

自作の作り帯

アイロンをかけないまま写真を撮ってしまった…

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