できるところにできることを

16・17日の2日間、例年通り新潟に墓参に行ってきた。

交通手段は、毎年のことだが車による娘夫婦との4人旅。
少しでも蜜を避けるため、自家用車ではなくカーシェアの8人乗りを娘婿殿が用意してくれた。
今年は交通量が少なかったためか、渋滞もなく順調に進んだ。

例年なら墓参に行く日を事前に菩提寺に連絡、さらに途中からも連絡するのだが、今回は遠慮する。
墓参後の菩提寺へのご挨拶も、お互いに暗黙の了解のもと離れた場所から数分で終わらせる。

宿は、Go toキャンペーンの話が出る前、既にコロナ騒ぎになる前から予約してあったことと、宿からはコロナ対策についての取り組みを詳細に記し、「万全を期してお待ちしています」という案内がたびたび届いていたので、躊躇することなく出かけて行った。
確かに宿の取り組み方は、夕方の到着時から翌朝の出発時まで疑問を生じるようなことは何ひとつなく、安心して泊まることができた。
(もともと、宿については心配していなかったのだが…)
我々は快適に過ごすことができたが、宿側にとっては細心の注意を払いながらの対応は、平常時に比べて心労は大きいことと思う。
この先、いつまでこの状況が続くのだろう⁉︎

17日は、塩沢の牧之(『北越雪譜』を書いた鈴木牧之)通りを経て、お決まりの魚沼の里へ。
いずれも例年に比べると遥かに観光客は少なく、東京ナンバーの車もチラホラだった。
いつものように楽しむという心境にもならず、早々に帰路についた。

コロナによって観光業会のみならず、経済は大打撃と言われている。
何もかも自粛自粛ではなく、できるところにできることをやっていくことも必要ではないかと痛感した。
そのためには、お互いに細心の注意を払うことが必要だが…。