2020/4月のメッセージ [当たり前の中にこそ幸せがある]
何かができなくなったり、
手に入らなくなったりすると、
たちまち不平不満が生じる。
だが、
当たり前の中にこそ
幸せがあることを忘れてはならない。
* * *
人間の苦しみには3種類があるという。
1つには、目的を持つことで生まれる苦しみ。
いい学校に行こうなどというときには、遊びやゲームを我慢し、勉学に勤しまなければならない。
ある意味、有り難い苦しみだ。
2つ目は、運命的な苦しみ。
生きていると、自分ではどうにもできない問題に遭遇する。
3つ目は、不平不満から生じる苦しみ。
人間を不幸にし、自分への自信を喪失させるのは、この不平不満からくる苦しみではないか。
私たちは、日々の生活を当たり前のように過ごしている。
そんな中で、外出自粛ということで日頃の行動が制限されたり、欲しいものが手に入らなかったりすると、たちまち不平不満を募らせる。
そればかりか、これまで当たり前に過ごせていたこと自体が幸せであることに、気づくことができない。
人生は一瞬で変わる。
だからこそ、今自分がいる環境を大切に、一日一日を大切に生きていきたいものだ。