2019/4月のメッセージ [姿勢と生き方]

姿勢を見れば
その人の生き方がわかる
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何回も書いていることですが、弱くて綻びやすい人間の心を整えていくことができるのは姿勢であり、立ち居振る舞いだといいます。
「歩き方は生き方」であり、「姿勢を見れば、その人の生き方がわかる」と。
たとえば歩き方。単に歩き方を正しくすればよいということではなく、常に美しく見えるように心がけることだそうです。
ただし、そのことにとらわれ過ぎると体に力が入り、ロボットのようなぎこちない歩き方になってしまいます。
ですから、自分の体が天と繫がっているようなイメージを持つ。そうすると、体の力が抜けて、美しい姿勢で歩くことができるのだそうです。
 
私自身特に意識していませんでしたが、かつて「私たち人間は天と地の間にいる。つまり、天と人間と地はつながった1本の糸になっている。いつもそのことを意識していることが大事だ」と聞かされたことがありました。
自分の意識次第で姿勢が決まり、さらにいうと、どのような生き方をしているかが、姿勢に表れるということでしょう。
 
日常の中で、意識して背中を伸ばすよう心がけてはいますが、気づくと背中が丸くなっていることがあります。
外の世界を見ても、スマホの普及により、背中を丸めて下ばかり見ているような人の姿を目にすることが多くなっています。
しかし、姿勢を正して視界が広がると、自ずと意識が変わってきます。
意識が変わると、生き方も変わってきます。