新年交流会で和の心

昨日の交流会ではヒーリング実践会を休み、いつもの交流会を拡大。その中に日本文化に親しむ為のプログラムを組んだ。
幾つかの技法の後、自分にとっての平成、さらに本年への抱負(目標)を語りあった。
「一日の過ごし方が一生となる」ということを意識してか、これまでの体験を糧にさらに充実させ、新しいことにも意欲的に取り組んでいきたい…というような話題が多かった。
 
前半と後半は、いつもどおりのプログラム。
その中間と最後に、今日の特別プログラムである日本文化に親しんでいただくためのお茶席を用意した。
近年、海外からの観光客が増え日本の文化に関心を示している。茶道もそれらの中の一つ。
また、日本人が関心を示さず貴重な伝統文化の存続が危ぶまれている中、日本の伝統文化に惹かれ、日本に定住して伝統技術を身につけている外国人も多い。
そんな中で、少しでも日本の文化に親しんでいただこうと思い企画した。
 
中盤では、お濃茶を味わっていただいた。
薄茶なら昔飲んだことがあるという方もいたが、濃茶に関してはまったく知らない。
濃茶のなんたるかや飲み方の作法などを話し、実際に味わっていただく。
濃茶を飲む前の生菓子は、正月を彩る和菓子「葩餅(はなびらもち)」(鶴屋八幡)を用意した。
初めて濃茶を口にして、あのドロドロ感には驚いたようだった。
“煎茶をすごく濃くいれたもの” のように思っていたのかも知れない。
が、抹茶が好きだというかたには、美味しく味わっていただけたようだ。(無理をしていないかな?)
 
交流会の最後は薄茶で締めた。
菓子は甘蜜栗。別の干菓子を用意していたが、参加者が持参してくださったので、有り難く使わせていただいた。
薄茶では、ホッとした様子を垣間見ることができた。
濃茶に比べると作法も簡略化されているし、飲みやすい。
馴れない方がホッとするのは当然だろう。
 
こちらの押しつけめいたプログラムだったかも知れないが、茶道:抹茶には濃茶と薄茶があり、それぞれどのような場面でいただくか。
いただく際の作法もそれぞれ違う。
日常の生活から離れ非日常の体験をし、そのことを知っていただけただけでも良いのではないだろうか。
 
最後の最後は福引き(じゃんけんに変更)でお開きとした。
 
参加してくださった方、ありがとうございました。
『笑う顔には福来たる』
今年も穏やかで、笑顔いっぱいの年となりますように…。