梅雨明けを知らせるセミ

今年の梅雨期は雨が少なかった。
7月に入ってからはほとんど降らず、実は、梅雨が明けたのではないかとさえ思うような日々だった。
だが、例年、梅雨明けの朝にはその夏一番のセミが鳴き、梅雨明けを知らせてくれるのだが、梅雨が明けて1週間経とうとする今も聞こえてこない。
この辺は樹が少ないからだろうか。
 
そんな話をしていた数十分後、ベランダに出ようとしたところ、足元に茶色の物体が・・・。
なんと、セミではないか。
セミ
生きている? 死んでいる?
そ~っと触ってみると、ミ~ン・・・。
そっとしておこうと思い、そのまま部屋に入った。
しばらくして外をのぞいてみると、いつの間にか姿が見えなかった。
先日のトンボといい、今日のセミといい、まるで自分の存在を知らせるために現れ、そして立ち去ったように思えた。