意識次第で生活が変わる

長姉の療養行きに付き添って行ってきたばかりだが、3度目の膝の手術を終えた兄がリハビリ病院に移るとの連絡が入った。
きょうだい5人のうち、今年は3人が度重なる手術を受け、1人が定期的な検査を受けている状況であることを以前にも書いた。
(いずれも整形外科の部類に入るが、これまでの仕事などが大きく影響していると思われる)
機械はきちんと手入れをしておかないと、いつしか動かなくなってしまう。
その機械と人間を一緒にすることはできないが、やはり人間も健康管理をしっかりしておかないと同様のことが起きてくる。
誰もがわかっているのだが、仕事や雑務に忙殺され、あるいは「この程度なら我慢できる」と、ついつい我が身のことは二の次に考えてしまう。
その結果、気づいたときには大事になっており、日ごろの養生がいかに大切であるかを思い知らされる。
 
しかし、人間はどんなに健康に留意していても、忍び寄る衰えにはどうしようもないこともある。
次第に筋力・体力が衰え、足腰が思うままに動かなくなってくる。
まもなく97歳になろうとしている母は足腰が弱まり、歩行時には杖や手押し車が必要だが、その他は私たちも脱帽するほどの健康を維持している。
未だに短歌や俳句・川柳などを詠み、それを毛筆で色紙に書く。
三歩歩けば・・・どころか、瞬きをすれば忘れてしまうなどと言っている私たち以上に抜群な記憶力!
兄夫婦に世話をかけないようにという強い意識がそうさせているのかも知れない。
 
自分がどのような生活を維持したいかは、日ごろの生活習慣によって大きく変わってくる。
どのように考え、どのように行動するか。
すべてが自分の意識下にある。
こうして書きながら、我が身に「心せよ」と語っている。

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