ボタンの掛け違い

今日、すれ違った若い女性の服装に目がとまった。
目がとまったと言っても、ごく普通のチェックのシャツブラウスなので、服装そのものに目がとまった訳ではない。
カットソー?の上にシャツを羽織り、シャツの下の方のボタンを一つだけ留めていた。
その留め方が・・・。
そう、一つだけ留めてあるボタンの掛け違い。
急ぎ足で前方からやってきて、「あっ」という間に通り過ぎてしまった。
余程急いでいたのだろうか?
どこかで、自分で気がつくだろうか?と、他人のことながら気になった。
 
一つだけ留めてあるボタンの掛け違いを戻すのは簡単。
だが、一つずれて全部とめてあるボタンを掛け直すには、いったんすべてを外して掛け直さなければならない。
ボタンの掛け違いに気づいたとき、自分がどのように感じるか。
どのように反応するか。
そこに、感じ方のクセが出てくる。
 
掛け違いがシャツではなく、自分の人生そのものだったらどうだろう?
人生において、一度ボタンを掛け違えてしまうと、元に戻すことはなかなか難しい。

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