2014/11月のメッセージ [ほんとうに必要なものは、案外少ない]

アレがあったら・・・、

コレがあったら・・・、

欲しいものがいっぱい。

でも、

「ほんとうに必要なもの」は、案外少ない。

*   *   *

買い物をするのは楽しい。
欲しいものを手に入れたときのワクワク感も最高。
でも、置くところがなくなってしまった。
これ、どうしよう!?
捨てるのはもったいないし・・・。
何かを買うことで、手に入れることで、心を満たしているという人も少なくありません。
逆に言うと、心を満たすために次々と買い物をする。
そのために、押し入れの中も室内も大小さまざまなものが溢れ、足の踏み場もない。
でも、片付けることができない。
どのように片付けたらよいのかわからない、と言うのです。
それならば、「不要なものは処分すればよい」と言うと、「せっかく買ったのにもったいない」と処分できないのです。
確かに、一理あります。
しかし、使わないのに買い込んでためておく方が、もっともったいない。
それに、不要なものが溢れている部屋で暮らすのは、心身へも悪影響を及ぼします。
中には、そんな中で暮らすことこそ自分の存在価値があるのだ、と言う人もいますが・・・。
こうして、片付けられないまま目の前にあるものが、ほんとうに必要なものかどうか。
実は、「ほんとうに必要なもの」は、案外少ないのです。
「もったいない」あるいは「ものを大事にする」というのは、「使わずに取っておく」、「ため込んでおく」ことではありません。
ある意味、「捨てる技術」でもあると言います。
不要なものを抱え込まずに、「ほんとうに必要なものを丁寧に使う」ことこそ大事なことなのです。