2014/10月のメッセージ [受け取り方で左右される心]

人の心を左右するのは、

出来事そのものではなく、

受け取り方。

その人が、

どういった感情を持つかは、

本人の意思によって変えられる。

*   *   *

快晴で、気持ちよい日になりました。
A子さんは、会社の同僚から「隣町公園の秋桜がきれいだった」と聞いたので、自転車で行ってみることにしました。
久しぶりに作ったおにぎりと飲み物を持ち、久しぶりのサイクリングに心躍らせながら車庫の奥にある自転車を出しに行きました。
ところが・・・。
「ええ~! どうしてパンクしてるの?
これでは行けないじゃない。
ほんとにもう、ついてないな!」
A子さんは、すっかり行く気が失せてしまいました。
いつまでもブツブツ言っているA子さんに、お母さんが言いました。
「出かける前で良かったじゃないの。
途中に自転車屋さんなんてないのだから、もしも途中でパンクしたら、自転車をひいて歩かなければならなかったのよ。
出かける前で良かったって感謝しなきゃあね」

・  ・  ・  ・  ・

“自転車がパンクした”という出来事に対して、A子さんとお母さんの受け取り方は全く逆です。
A子さんはネガティブに、お母さんはポジティブに考えています。
目の前に起こった出来事は一つのことなのに、受け取り方によって、その人の心は左右されてしまうのです。
言い方を変えると、自分がどのような感情をもつかは、自分の意思によってどのようにも変えられるということですね。
 

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