思い出

氷点下5~6度という「小寒」(寒の入り)に相応しい朝を迎えた。
ベランダに出て洗濯物を干す手も悴んでしまいそう。
こんな朝は、いつも子ども(小学生)のころの実家の光景を思い出す。
庭に出て干している洗濯物が、干すそばからバリバリに凍ってしまう。
縁側の拭き掃除をしていると、湯たんぽから出したぬるま湯を使っていても、雑巾はすぐに凍ってしまう。
洗濯物干しも掃除も、手は悴むほどに冷たくなる。
この当時、家を建てかえる前の、今残っていれば「旧○○家」的なだだっ広い家で、子どもの私にとって冬の朝は厳しいものだった。
などと書くと、いかに厳しい親だったのだろう?と思われるが、将来、どんなに厳しい状況の中でも生きられる、何でもできる人間になって欲しい、という親の考えがあってのことでした。
でも、まだ小学生では、なかなか理解しきれないこともありますよね。
ある程度の年齢になって、初めて親の気持ちがわかるし、そのように育ててくれたことに感謝もできるようになるのです。

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