雪の北海道

7日~9日まで、娘と冬は2回目の北海道へ。
前回は1週間ぐらい早い時期で、まだ雪が降っていませんでした。
今年は早くから猛吹雪で飛行機の欠航や列車運休・停電などがあったため、少々心配でしたが、無事に3日間楽しく過ごすことができました。
1日目(7日) 函館
ホテルから函館山ロープウェー乗り場まで歩く。
7分くらい歩いたかな?
展望台に出ると、時折吹雪いて視界が悪くなることもありましたが、大声で話す団体観光客もいなかったので、ゆっくり観ることができました。

夜の函館

展望台を下りるロープウェーに乗り、発車するまでのわずかな時間、足下が(ゴゴ~というような)何か異様な感じ。
何だろう? 風のせいかな?
函館山を後にして、徒歩でベイエリアに向かう。
途中、娘の携帯に電話あり、地震があったとの知らせ。
時間的に考えると、ロープウェーでの異様な感じを受けた時間と一致する。

その時思い出したのは、出かける前に、いつもは置かないところに置いた花瓶を、「いない間に地震で落ちて、割れたり水浸しになったりしたら大変だから」と別の場所に移動させて出かけたことでした。

ベイエリアは、金曜日なので人出が多いだろうという予想に反し、あまり人影が見えません。
時折、吹雪いているため?
ということらしく、午後6時からの大ツリー点灯式も中止とのこと。
「雪なんてたいして降っていないのに・・・」と残念に思いながらも、ひっそりとしたベイエリアを散策しました。
地元の人が見たら「こんな時に・・・」と思われたかも知れませんが、日常生活から離れ、身の引き締まるような冷たい空気の中を歩く時間は格別でした。
そんな時間を楽しみながらふと気づくと、警備員さんが手持ち無沙汰で退屈そうに立っていました。
2日目(8日) 札幌
函館駅からスーパー北斗で札幌に向かう。
これまでの北海道旅行は、ツアーでは観光バス、フリーでは乗用車での移動だったので、列車の旅をしたかったのです。
時折「ピー」という警笛を鳴らしながら走る約3時間半のローカルの旅は、飽くことのない楽しい旅でした。
列車が少し遅れ、午後1時過ぎに着いた札幌は、やはり雪でした。
チェックイン後、足を伸ばした札幌ファクトリーでは、“サンタクロースは煙突から入ってくる”と信じていた遠い昔を思い出させてくれました。

ファクトリーサンタ_2

ファクトリーから大通公園に向かう途中、まだ5時前なのでライトアップされているであろう時計台に寄ってみよう・・・ということで立ち寄ってみました。
しんしんと降る雪の中、やはり同じことを考える人がいました。
札幌の時計台
降りしきる雪が灯りで照らされる光景は、幻想的であると同時にもの侘びしさも感じますが、懐かしい光景でもあります。
札幌ホワイトイルミネーション会場である大通公園に着いたころは、雪もいい降りに・・・。
でも、水気を含んでベチャ~ッとした重い雪に慣れている私たちには、スノーパウダーはむしろ気持ちよい。
毎日、鉛色の空と降り積もった重い雪を見て過ごした昔を思い出しながら、イルミネーションと同時にスノーパウダーも楽しみました。

 ミュンヘン・クリスマス市

 サンタのメリーゴーランド

粉雪といっても、やはり雪は雪。
コートに付いた帽子を被ると視界が狭くなり、傘をさすと手がふさがる。
写真は撮りたいけど、カメラは濡らしたくない、。
防水カメラがあれば・・・などと考えながら、カメラを鞄から出したり入れたりしながら、ミュンヘン・クリスマス市やイルミネーションを見て回りました。
3日目(9日) 札幌~帰路
早めにチェックアウトし、旧北海道庁、昼の大通公園、時計台へと向かう。
(定番のコースですが、娘は札幌は初めてなので)
北海道庁には何回か足をのばしていましたが、中に入ったのは今回が初めて。
展示室には北海道の開拓史ほか様々な展示物・資料があり、映画『北の零年』などを思い出しながら、改めて北海道史を勉強するところとなりました。
昼の大通公園・テレビ塔、時計台でしばらく時間を過ごし、遅めの昼食をとると、もう空港に行く時間。

ホームに積もった雪

空港行き列車から見た途中駅ホームには、掻き集められた雪が・・・。
私たちは(一晩で50~60cm、1mの降雪などというのを経験しているので)全く大雪などとは思わなかったのですが、やはり前日は大雪ということだったようです。
飛行機に乗り込んでから、隣席に座った方と話していると、前日(8日)は雪のため欠航となり、やむなくもう一泊してキャンセル待ちでこの便のチケットがとれたとか。
さらに、来るとき(6日)も羽田をいったん離陸したものの、また羽田に戻るかも知れないという条件付きの運航だったそうで、とんだ目に遭ってしまった・・・とぼやいていました。
そのような話を聞くと、私たちは、とてもタイミングよく旅ができたと感謝せずにはいられません。

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