かわいそうな像

今年も終戦の日である今日(8月15日)、秋山ちえ子さんの朗読『かわいそうな像』を聞きました。

*   『かわいそうな像』のあらすじ   *

第二次世界大戦が激しくなり、上野動物園では空襲で檻が破壊された際に猛獣が逃げ出したら危険ということで、殺処分を決定します。
ライオンや熊が殺され、残すは象のジョン、トンキー、ワンリー(花子)だけになりました。
象に毒の入った餌を与えますが、象たちは餌を吐き出してしまい、その後は毒餌を食べないため殺すことができません。
毒を注射しようにも、象の硬い皮膚に針が折れて注射が出来ないため、餌や水を与えるのをやめて餓死するのを待つことにしました。
象たちは餌をもらうために必死に芸をしますが、ジョン、ワンリー、トンキーの順に餓死してしまいました。

*   *   *

秋山ちえ子さんは、自らが出演していたTBSラジオの番組で1970年から32年間朗読を続け、番組終了後は大沢悠里のゆうゆうワイドに移って毎年この日に放送されています。
ノンフィクション童話であるこの話は、確か小学校の教科書にも採用されていたように思います。

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