自然と向き合う

釜石市では、知識ではなく、“自然に向き合う姿勢を身につけさせる防災教育”を行っていたことにより、3月11日の大地震による津波から小中学生が助かったという。
その新聞記事の一部を要約すると次の通り。
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この防災教育、初めは一般向けの講演として行われていたが、参加するのは毎回同じ顔ぶれ。
来ない人とのチャンネルをどう作るかを考えた結果、学校での防災教育を行うことにした。
子ども→保護者→地域へと浸透するのが狙い。
結果、津波から小中学生の命を守ることとなった。
この防災教育を、全国で行うことはできないのか?
日本は災害多発国なのに、地震や津波を教える地学教育がおろそかで、防災を教える時間もないというのが現状らしい。
だが、地学の知識にとどまらず、自然と向き合って生きるとはどういうことか、自分や地域にとっての安全を学ぶ科目を必修にしたい。
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日頃私たちも、自然との共存共生、自然と一体になるということをいっているが、
自然に向き合う姿勢
自然と向き合って生きるとはどういうことか
というところからみても、やはり、自然との関わり方がキーポイントになるようだ。
昨日書いた「自然のリズム」について、
今日のセミナーの中で、宇宙の意思ということについて話す時間があったが、やはり大きな災害が続いた後は、多くの人は受け入れがたい気持ちがあるのではないかと感じた。

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