我が身を振り返る

以前にも「思い込み」について書いたことがありますが、もう一度書きます。
他人の表面だけ、それもある一面だけを見て、「この人はこういう人だ」と決め付けてしまうことがよくあります。
ある一面がその人の全てを語る、という考え方もあるかも知れませんが、ちょっとした何かを、出来事を見て、これがその人の全てだという思い込みをしてしまうことの方が多いようです。
また、他人と話をしている時、ことばの一部分に反応してその後の話をよく聞かず、自分に都合のよい(あるいは悪い)思い込みで、相手を判断・評価することもよくあることです。その思い込みで、「あなたは・・・こうだ」と相手を攻撃したり誹謗したりという行動を取ります。
こんな時は、何か言っても全く聞く耳を持たず、自分が思い込みをしていることにさえ気づかずに、頑なに、いかに自分が正しいかを主張し続けます。
こういったことは、誰にでもよくありがちなことです。
ですから、相手のことで何かを感じた時は、逆の立場で自分に置き換えてみることが大事だと思います。
相手に対して攻撃的に誹謗・中傷した言葉が、案外そのままそっくり自分に当てはまるということがあります。
ひとは他人の心の内は見ようとせず、また思いやろうともせずに、表面的なことや言葉尻だけを捉えて、まるで鬼の首を取ったかのように振舞ってしまいます。
自分自身はどうであるかということには、なかなか気が回りません。
自分に都合のよい思い込みや感情に支配されたネガティブな言葉を発信する前に、まず我が身はどうであったかと振り返ってみることがいかに大切であるかを、最近つくづく思うところです。

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    新聞記事より