運動会

今日はアイちゃんの小学校の運動会。
昨年は見に行くことができなかったため「今年は行くね」と約束をして、今日だけはしっかりとアイちゃんのために時間をとりました。
2~3日前の「曇りのち雨」という天気予報も、今日は「曇り」に変わりました。
あまり暑くなるより、むしろ曇っているくらいの方がいいと思っていましたが、運動会が始まるとどんどん青空が広がり、じっと座っていると脚が焼け付くほどになりました。
しかし、吹く風は心地よく、まさに運動会日和。
徒競走では、アイちゃんの学年は50、80、100mのうちから、自分で走りたい距離を選んで走ることになっており、短距離は苦手というアイちゃんは100mに挑戦すると聞いていました。
数日前、「2番か3番にはなれるけど、どうしても1番にはなれないんだよな」
「1番になれなくても、最後までしっかり走ればいいんだよ」
という母子の会話を聞いていたので、今日はどんな走り方をするのか楽しみでした。
目の前を必死な顔で走るアイちゃん。
結果は見事1等賞。
本気で取り組むことの大切さに気づいたようです。
他の学年の表現「このゆびとまれ」は、プログラムを見て非常に興味をもちました。
「まりつきするものこの指とまれ」
「なわとびするものこの指とまれ」
などといって、次々と昔懐かしい遊び歌が飛び出してきました。
昨今、馬とび、かんけりといったような遊びも、まりつきやなわとび、ずいずいずっころばしといった遊び歌などもほとんど聞かれなくなったため、また復活させようという動きが出てきています。
塾通いやゲームでのひとり遊びなどが多くなり、集団で遊ぶことができない子どもが多くなってきている中で、昔から伝えられてきている、いわゆる伝承遊びは、子どもの心の成長にとって大変有効であると思います。
このような伝承遊びが小学校の運動会に登場したのはとてもよかったです。
近くにいた高齢の方たちも、懐かしそうに、嬉しそうに見入っている姿が印象的でした。
気になっている仕事を忘れて、久しぶりに童心にかえり、楽しい1日を過ごすことができました。

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