欲しいモノ、必要なモノ

現代霊気法技法CDのBGM、また靈氣CDでもお馴染みの宮下富実夫さんが遺した未発表作品を、宮下さん他界後はじめて新作オリジナル集として発表された『ターニング・ポイント』を、宮下リンダさんから贈っていただきました。
以下は、この作品の紹介文です。
参考になることばですね。
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『心に光をともす 美しく優しさにあふれた 癒しの道しるべ ターニング・ポイント』
人は誰しも人生の中で大きな岐路を迎えるもの。
もしかしたら日々がターニング・ポイントの連続かもしれません。
その時道しるべとなるのは、心のなかの光。
静かにいたわりをもって自分と向き合う時、心の光はともされます。
この音楽が、あなたの輝く日々をサポートできることを願っています。
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2006/03/21(火) 欲しいもの、必要なもの
所用で明治公園の近くまで出かけました。
公園内を埋め尽くすほどの人と車に、<何だろう?>と思いながら近づいてみると、フリーマーケットが行われていました。
近年、盛んに行われるようになったフリーマーケットですが、これを見ると思い出す言葉があります。
「欲しいものではなく、必要なものを買う」
かれこれ20年程前に、一回りくらい年上の知人が言った言葉です。
言われた時は<そんなこと言っても…>と思っていましたが、次第にその言葉の意味を理解できるようになりました。
私たちは、ともすると他人が持っているものを羨ましく思い、同じものを欲しくなったり、流行に目を奪われて手に入れたくなったり、何となく気になって買ってしまうなど、<あれが欲しい>という強い思いだけで手に入れることが多いように思います。
ところが、一旦手に入れると手に入れたことに満足して、仕舞い込んだまま見向きもしなくなることがあります。
最後に行き着くところは、フリーマーケットやごみ処理場。
<ほんとうにこれが必要だったのかな?>と考えることができればよいのですが、それすらできずに同じパターンを繰り返します。
私自身、これまで数回引越しをしましたが、引越しのたびに不要と思うものを大量に処分してきました。
現在の所有物は、おそらく当時の3分の1にも満たないでしょう。
それでもまだ、家の中、身の回りを見渡してみると、ほんとうに必要なのだろうかと思うものがたくさんあります。
生きていることを楽しむために必要なもの、生活をする上で必要なもの、仕事のために必要なもの、というように考えて、またある種のこだわりを捨てる(手放す)と、ずいぶんシンプルになれるはずなのです。
「欲しいものではなく、必要なものを買う」 改めて考え、噛みしめた言葉でした。

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