2006/3月のメッセージ
あなたは
他人の話を聞くことができますか。
話を聞く時
どのような気持ちで聴いていますか。
「聞く」 と 「聴く」
この違いを考えたことがありますか。
どんな言葉も
きく人の心によって
いかようにも受け取れるものです。
心を傾けて
心の耳で
聴いてみませんか。
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あなたは、いつも他者の話をどのようにきいていますか?
どちらかというと、何気なく聞いているということが案外多いのではないでしょうか。
なかには、他者の話を聞こうともせずにすぐ遮って、自分のことばかり話すという人も多いようです。
「聞く」は、音や声を耳で感じとる、あるいは耳に感じて知るといった意味合いですが、どちらかというと話(ことば)の表面だけを捉える、文字で言えば字面だけを追うといったところでしょうか。
それに対して「聴く」は、心を落ち着け注意して耳に入れる、心を傾けて聴くという意味合いがあります。
つまり、傾聴するということです。
同じ話をきいても、自分がどのような気持ちで聴くかによって、受け取り方・感じ方はずいぶん違ってきます。
それほど、「聞く」と「聴く」では大きな違いがあります。
「あの人は、聞いているのかどうかわからない」
「聞く気があるのかしら」
などということばをよく耳にすることがありますが、それとは反対に、「聞き上手」ということばもよく耳にします。
聞き上手と言われる人は、きっと「聴き上手」なのでしょう。
他者の話をきく時は、心を傾けて、心の耳で、聴いてみませんか。
ことばにならないことばが聴こえてくるようになるかも知れません。