今日という日

仲良しのアイちゃんは、九九算を覚えるのに一生懸命です。
学校から帰ると
「今日は7の段を教わった。
5の段は簡単だからすぐ覚えられたけど、7の段は難しいよ」
と言いながら、繰り返し繰り返し大きな声でやっていました。
これまでに、2の段から7の段まで教わり、それぞれに下がり九九もするのだそうです。
<私たちが小学生のころ、下がり九九なんてやったかしら>と思いながら聞いていました。
一生懸命練習した甲斐があり、
「今日、先生から2の段から7の段までの合格をもらったよ」
と帰ってきました。
今日は真っ直ぐ自分の家に帰ることになっていたにもかかわらず、その報告をしたかったためか、間違えたふりをして我が家に帰ってきました。
アイちゃんと話してみると、今日やるべきことを一生懸命やり、明日への不安など何も感じていないようです。
とにかく「今日、今」を生きることに精一杯です。
このアイちゃんもいつの日か、明日への、また将来への不安や恐れを抱く日が来るのでしょうか。
過去の出来事に囚われて、思い煩う日が来るのでしょうか。
今のまま成長してほしいと思いますが、そうもいかないでしょう。
できることなら「今日という日を、今を」大切に生きていってほしいと願っています。
今年1年の締めくくりともいえる12月を、皆さんはどのように過ごしていくのでしょう。

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