笑顔

先日、笑顔についての話を聞く機会がありました。
今更と思いましたが、今のご時勢、案外無表情の人が多いように思います。
だからこそ、当たり前のことが注目されるのかも知れません。
講師の方は、確かに笑顔の素敵な方でした。
話を聞きながら、<私が笑顔ということを意識し始めたのはいつだったのだろう?>と考えました。
記憶はあまり定かではありませんが、確か小学校低学年のころ、父親から「いつも笑顔で・・・」というようなことを言われたのがきっかけだったように思います。
そのころの私は、きっと笑顔が少なかったのでしょうね。
なぜそのように言われたのか、自分が成長してから、父親の言葉の意味もよくわかりました。
“作り笑い”という言葉があります。
可笑しくも、楽しくもないのに無理に笑うことです。
笑顔と笑うことは違いますが、無理に笑顔を作ろうとすると、なんとなく引きつった顔になります。
相手にもよくわかります。
しかし、心の内から湧き出る笑顔は、その人を輝かせるだけでなく、相手をやさしく包み込み、豊かな、幸せな気持ちにしてくれます。
「いつも笑顔でなんかいられないよ」と思うかも知れません。
もちろんそうです。
深刻な状況の時に笑顔なんか出てきません。
悲しい時、辛い時もそうでしょう。
でも、思いっきり泣いた後は、すっきりとした笑顔が自然に戻ってくるようであるとよいですね。
笑顔、ええ顔・・・。

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