『あたりまえだけど、とても大切なこと』

今、表題の本が「子どものためのルールブック」として注目され、学校や学習塾などでも取り入れているところが多いそうです。
読んでみると「こんな当たり前のことを・・・」と思うようなことばかりが書かれています。
しかし、今多くの子どもたちは、この「当たり前」のことを誰からも教えられていないため、アメリカで人気が高い?と言われる小学校の教師が、人間の生き方、他者との関わり方、人生の楽しみ方に関するルールとして作ったそうです。
本の中には、生徒たちにルールを身につけさせるための涙ぐましい努力や、生徒たちがみるみる変わっていく様子なども、ユーモラスに書かれています。
子どものためのルールブックとは言え、この中に書かれていることを、大人はいったいどれだけ実行しているのだろうかと思いました。
子どもに教える大人がいないということは、全ての大人とは言いませんが、大人自身がこれらのことができていないということになります。
著者であるアメリカの教師は、かって日本に来たことがあり、日本での素晴らしい道徳的体験も参考にしているようですが、よいところを見て帰られたのでしょう。
私たちも、子どもに胸を張って、いろいろなルールを教えられる大人でありたいものです。

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