さりげない親切

アイちゃん「ぼくのこと、親切な人だって!」
母親   「ふ~ん、誰かに親切にしてあげたの?」
アイちゃん「ううん、ぼく何もしてないよ」
小学校1年のアイちゃんと母親の会話です。
数日後、家庭訪問がありました。
母親「子どもが『親切な人』と言われたそうなんですが・・・?」
先生「そうなんですよ。
毎日、今日親切にしてくれた人ということで、子どもたちと
話し合う時間があります。
その時、圧倒的にアイさんの名前が出るんですよ。
それに、子どもたちからとても信頼されています」
昔、「一日一善」という言葉がもてはやされたことがありました。
“1日に一つは善いことをしましょう”ということで、競って親切の種探しをていたような気がします。
今思うと、なぜ“探さなければ親切ができない”などと思ったのでしょう?
「何もしてないよ」と言うアイちゃんのように、自分では何も意識することなく、さり気なくしている行為こそ、ほんとうの親切ではないかと思いました。
このような純粋な気持ちも、成長するに従いだんだん色褪せ、ややもすると親切の押し売りになりかねません。
アイちゃんの純粋な気持ちが、ず~っといつまでも続いてくれることを祈らずにはいられません。

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