「思い」と「ことば

人の心の中の思いが、ことばとなって発せられます。
ところが「心にもないことを言う」ということばがあるように、ややもするとほんとうに心にはないことを、思っていることとは反対のことばを発していることもあるようです。
自分の思い(気持ち)を素直に表現することができなかったり、誰かの注意を引きたかったりすると「ほんとうは、こう言いたい…」と思いながらも、口から出てくることばは意に反したものになっているようです。
しかし、よ~く考えてみると、それもやはり心の中に<自分の気持ちを上手に伝えられない>とか<誰かに振り向いてもらいたい>という思いがあるからこそ、実際に自分が言いたいと思っていることとは反対のことばを発しているのかも知れませんね。
ことばってほんとうに難しいですね。

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