こんな時、あなたならどうしますか?

9/9「うちの親たちなら・・・」というテーマで書きましたが、またこんな場面に遭遇してしまいました。
すぐ近くの大型店舗で、知人が通っている手工芸教室の作品展を見ているときのことでした。
突然「だから言ったでしょう~」と言う女性の異様な大声と共に「ウァ~ン」と泣き叫ぶ声が聞こえました。
何事が起きたのかと振り返ると、女の子が床面に座り込んでいました。
どうやら転んだ弾みにジュースをこぼしてしまったようです。
不運なことに、偶然そこを通りがかった年配の男性が滑り転んでしまいました。
母親はますます逆状して大声で怒鳴りつけ、子どもは母親の怒鳴り声にその場から立ち上がることもできず、ただ泣き続けました。
幸い男性は何ともない様子でした。
母親は子どもに「掃除をしてくれる人に頼みに行かなきゃいけないでしょう」と大声で怒鳴りつけるように言うと、子どもを無理やり立ち上がらせ、引きずるようにして立ち去りました。
この間、母親は転んだ男性に一言も声をかけることなく、ただ我が子の失敗を責めて大声で怒鳴り散らしているだけでした。
私は、この様子を見ながら近くの販売員さんに手まねで目を向けると、すぐにモップを持ってきてふき取ってくださいましたが、その後誰も掃除に来ないところを見ると、掃除を依頼したのかどうかは定かではありません。
母親も再び戻ってくることはありませんでした。
こういった子どもの失敗はよくあることで、私も経験しています。
しかし、怪我とか命に係わる事ではありませんので、このように怒鳴ったことはありません。
怒鳴っても仕方がないことだと思いませんか。
それよりもっと大事なことがあると思うのですが・・・。
もう少し冷静に見守ることができるような、心の余裕を持ちたいものですね。

前の記事

「運命」と「宿命」

次の記事

自在な心