価値観の違い?

きょうは台風の影響で、いつ雨が降り出すかわからないという天気予報。
外出先からの帰宅途中、電車を降りて買い物をしている間に、激しく雨が降ってきた。
落ち着くまで待とうかとも考えたが、家は近いし傘はあるし、少しぐらい濡れてもよいから帰ろうと家路についた。
途中、前方から深々と傘をさした女性(顔は見えないが、服装から女性と判断)が歩いてきた。
“ あの人、まったく前を見ていないな” と思いつつ歩を進めていくと、案の定、正面衝突しそうになっても傘を傾げるでもなく除けるでもない。
私も意地悪く衝突寸前まで歩いて行ったが、さすがに衝突は避けたいので除けた。
だが、思わず「危ない!」と言葉が出てしまった。
それでも、その女性は平然と歩いていった。
 
以前からよく言っていることだが、傘をさして歩くときのマナーに欠ける人が、最近は特に多く見られるように思う。
雨が降っているときだけではない。
夏の日傘然り…である。
傘をさした者どうしが行き合った時、傘がぶつからないよう、お互いに外側に傾けながらすれ違う「傘かしげ」をするのが常識だった。
ところが、近ごろはそういう人に滅多に出会わない。
自分のことしか考えず<相手が除けてくれるもの>と決め込み、「そこのけそこのけお馬が通る」のように平然と歩いているのだろうか。
それとも、まったく知らない?
相手に対する気遣い、思いやりがあれば、その言葉を知らなくても自然に行動に出るものと思うのだが…。
これも、価値観の違いかな?