100年を生き抜いた母

9月の敬老の日に因み、各方面から誕生日を前に100歳(百寿)の祝をしていただいた母。
その時「100歳まで生きられるかな?」などと言っていた母だったが、見事に100歳の誕生日を迎えることができた。
皆が集まっての祝いは既に終わっているため、今日は前触れせずに母を訪ねてみた。
「あら!」とビックリ顔で手にしていたノートを下に置く。
100歳になっても、今なお写経や俳句・短歌などをたしなんでいる。
昔は母からの手紙のくずし字を苦労しながら読んだものだったが、文字が少し震えてはきているものの、今なお私など足元にも及ばない達筆。
体はすっかり小さくなり、歳相応の物忘れはあるが内蔵はまったく異常なし。
「ほんとうに100歳? 80代にしか見えない」という人々の声に満更でもない感じ。
100年というと一世紀ということになる。
あらためて、100年を生き抜いてきた母の強さには脱帽する。
 
ここ数年思うことは、「私も、あの年齢まで生きるのかな?」ということ。
生きるとすれば、まだ○十年もある。
そのころには、世の中はどう変わっていくのだろう!?
気が遠くなるような話だ・・・。